2009年07月28日

「サトシ!お前に世界が救えるか!?」

という科白はありませんでしたが、『アルセウス』を観てきました。

予想通り「ハートゴールド・ソウルシルバー」のCMから始まりました。
エンテイ、ライコウ、スイクン。そしてルギア、ホウオウ。既に方々で4本ずつ予約してあります。(ォィ

それはさておき本編のお話。
いつも通り「ポケットモンスター、ちぢめてポケモン」のアバンからスタート。シロナさんがまさかの銀幕デビュー!ついでにクロツグも銀幕デビュー。続いてこれまたいつも通り「そしてこの少年、マサラタウンのサトシ」のアバン。
アバンその1で上記の伝説ポケモン5匹を出演させるなどちゃっかりしっかり宣伝もしてます。
では、カンタンなあらすじをば。ネタバレになるので注意してください。今回は焙り出しの処理を施していません。

サトシたちはミチーナに到着。川で水遊び(件のヒカリktkr)をしていると川上からスイカがどんぶらこ。
「スイカを食いたきゃバトルしな!」
と、スイカを川で冷やしていた地元の少年に絡まれる。→勝利、スイカゲットだぜ。→打ち解けた地元少年に遺跡を紹介される。目的地決定。
その道中、竜巻が発生。ピカチュウとポッチャマピンチ。ディアルガが救出。
ギラティナ出現。ディアルガを攻撃(前作の伏線回収)。キーパーソン・シーナがギラティナたちの仲裁に入る。ギラティナ、反転世界へ帰還。
再び竜巻発生。今度はディアルガピンチ。パルキア出現、ディアルガを助ける。シーナと心を通わせた時空の神、それぞれの世界へ。

アルセウス覚醒。怒りの原因である"命の宝玉"を返すシーナ。「返してくれてありがとう。もう二度と騙すなよ。」アルセウスは帰っていった、めでたし。
って、んなワケねえ。なんと先祖代々守り継がれてきた"命の宝玉"はニセモノだった!火に油。更に怒り狂うアルセウス!そこにディアルガ、パルキア、ギラティナが現れその怒りを制止しようとする。
「お前たち!ニンゲンの味方をするのかッ!?」
しかしアルセウスの持つプレートの力で3匹の攻撃は無効化されてしまう。3対1でもまったく歯が立たない!アルセウス強すぎ。うん、これ無理☆
しかしそこで、ヘトヘトになったディアルガにある秘策が。
「よし、過去に行って歴史を変えるしかない。てなわけで頼んだぞ!」
シーナとサトシ御一行様、数千年前へタイムスリップ!

なんとかかんとか苦難に打ち克って、過去の時代で"命の宝玉"をアルセウスに返還し歴史を変えることに成功したサトシたち。

そして再び現代へ。しかしそこにはマジで死んじゃう5秒前!な3匹の神と怒りのアルセウス。世界滅亡の危機!!
「な、変わってない!?」
そう、歴史は変わっていなかった。しかしサトシは叫ぶ。
「アルセウスー!」
「!?」
その声に気付いたアルセウス。
「お前は……、サトシ!」
そして全ては元通り。破壊された大地は甦り、現代の世界でも"命の宝玉"がアルセウスに戻った。
「ここは良い世界だな。私もこの世界の一部にいるということが今やっと分かった。」
そう云い残して、アルセウスは自分が棲む世界に帰っていった。同じく、ディアルガ、パルキア、ギラティナも。

おしまい。


という感じですが、総合的に視ると一番気になるのはやはりタイムパラドックスです。タイムスリップがストーリーに絡んでくるとどうしても直面する課題ですが、今回の『アルセウス』の場合

※パンフレットより引用(一度ダウンロードしてからファイルを開く必要があります。InternetExplorerにて動作確認済)

という具合です。

まずは改変前の世界。「1回目のタイムスリップ」の項の歴史を引き継いでいる。その伝説は現代にも語り継がれ、そして覚醒したアルセウスは人間を完全に滅ぼすため手始めにミチーナを攻める。
  • ポイント1
    ダモスの裏切りがアルセウスは怒り、ミチーナを攻める動機となった。

  • 次にディアルガの力で過去へタイムスリップしたサトシたち。ここでシーナとサトシら3人は別行動を取る。シーナは自分の知る未来をギシンに告知。サトシらはダモスと邂逅し、ダモスの真意を聞かされる。
    「タイムスリップ1」ではダモス(ギシンに操られている)がアルセウスを攻撃し、「タイムスリップ2」ではシーナから未来を聞かされたギシンが自ら攻撃を指揮した。
    瀕死に陥る「タイムスリップ2」のアルセウス、ダモスにより一命を取りとめる。崩れかけた神殿からその場にいる全ての人間とポケモンを助け、療養のため自分の世界に戻る。
  • ポイント2
    改変された過去のアルセウスは一度は裏切られ人間を憎むも、ダモスの説得によりその怒りを鎮める。


  • さて、ここまできて、これ以降の全ての歴史に影響を与えるのなら、まずアラモスタウンでの一件どころかディアルガとパルキアはそれこそ出会うはずがなかった。アラモスタウンの戦いが起きていないから、ギラティナもディアルガたちに怒りを向けることもなかった。そしてアルセウスも、人間に裁きを与えるため、ミチーナに光臨する必要もない。
    ならばなぜ、過去から現在に戻ったサトシたちの目の前では、ディアルガ、パルキア、ギラティナが力尽き倒れ、アルセウスは怒りで攻撃をしていたのか。
    過去から現在に戻ったサトシたちの目の前で、ディアルガ、パルキア、ギラティナが力尽き倒れ、アルセウスは怒りで攻撃をしていた理由。
  • 仮説1:アルセウスは世界だ。
    改変された過去が繁栄されるにはアルセウスが改変後の記憶を認識しなければならなかった。
    つまりサトシを現代で把握し かつて命を救われたこと、そして自分はダモスと和解し 既に怒りを持っていないと認識することで、その瞬間から改変された過去は現代に繁栄されるようになる。

    これによる矛盾
    過去のアルセウスと現代のアルセウスは同一個体。改変された過去が世界に繁栄されるのがアルセウスによる改変後の過去の認識後なら、つまりアルセウスの記憶が改変されるのも改変後の過去の認識後。しかし改変後の過去の記憶を改変後の過去が世界に繁栄される前のアルセウスが持っているのはおかしい。

  • 仮説2:……そんなアルセウスはいやだ。
    過去で怒りを鎮めたアルセウスは傷をいやすため眠りについた。しかし眠っている間に人間(というかギシン)に裏切られたことを度々思い出し、怒りが再沸。目覚めた時にはダモスとの和解やサトシとの小さな友情もなんのその。破壊の限りを尽くす!そこへ現れたサトシ。そういやもう怒る必要ないんだっけ、と攻撃をやめる。破壊した分を元に戻し何事もなかったかのようにまた帰る。  

    これによる矛盾
    "命の宝玉"がムサシの手から消えるタイミングや、"プレート"がアルセウスに戻るタイミングが遅い。

    とまあ今のところ思いついたのは2つだけですが、どちらも矛盾があります。そして何よりも、Wordを使って年表を作ったことで秋雲の体力は半分くらい減りました。ブラウザに起こしてみるとレイアウトと違うのなんの。
    というわけで最後にもう少しだけ。


    エンディングのスタッフロールで、ダモスと共に畑を耕すギシンの姿が。
    同じくスタッフロールで、アラモスタウン付近上空にて気球に乗ったアリスとトニオ。それを人力飛行船で並行するアルベルト男爵。
    ところ変わってどこかの留置所。囚人服を着たゼロの前に差し出されるひとつの携帯端末、そこにはインフィが。それを持つのはムゲン。おそらく、『シェイミ』での事件の後彼が残った機体からデータをサルベージしたのだろう。
    以上、声は出なかったけどエンディングで3度登場した山ちゃんこと山寺宏一さんでした。



    追記
    アルセウスの攻撃無効化の原理

    アルセウスはプレートの装着により、ディアルガたちの攻撃を無効化していた。

    パルキアのはどうだん(かくとう):ゴーストタイプになり「こうかなし」
    ディアルガのはかいこうせん(ノーマル):ゴーストタイプになり「こうかなし」
    ギラティナのげんしのちから?(いわ):かくとうタイプ?になり「こうかはいまひとつ」

    "命の宝玉"は「くさ」(くさタイプ)「みず」(みずタイプ)「だいち」(じめんタイプ)と、それらを共鳴させる「いかつち」(でんきタイプ)、生まれたエネルギーを増幅させる「りゅう」(ドラゴンタイプ)のプレートで構成されている。
    その為、"命の宝玉"を持たないアルセウスはピカチュウの10万ボルトの攻撃を受けた。


    ラベル:映画
  • posted by 秋雲 at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ポケモン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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