「ボクはもう一人前だ!」
そんな思い上がりから聖剣士たちの忠告を無視し、単身キュレムへ闘いを挑むケルディオ。だが力の差は歴然だった。ケルディオの技はどれもキュレムに決定打を与えられず、追い詰められてしまう。
それどころか、決闘を止めに来た聖剣士たちを凍りづけにされ、自らのツノまでをも折られ、心身ともに大きな傷を負ってしまう。その恐怖から決闘の場より逃亡するが、それを許さぬキュレムから追われることとなる。
と、これが導入部のあらすじ。この後サトシたちと出会い、聖剣士たちを救うべく、逃げ出した決闘にケリを付けるべく、キュレムに追われながらも再び決闘の地を目指していきます。
とにかく今年は短編映画もあり本編の尺がいつもより短いためか、急ピッチで話が進みます。
それにしたって地下鉄の路線をアレして進んだり、博物館の飛行船をアレってことでアレしたり、いつになくスーパーチルドレンしちゃってます。しかも飛行船、終盤には太陽上って朝になっていたのに何事もなくアレされているってことは、お咎めはなにも無かったんでしょうかねえ。
それとも「バレなきゃ犯罪じゃあないんですよ」ってことなのでしょうか。違いますかそうですか。
あとはキュレムの設定が幾分か、ゲームとは異なっていました。
『ブラック2・ホワイト2』で、「キュレムはゼクロムとレシラムが2つに分かれた際に生まれた抜け殻のような存在」。ブラックキュレムorホワイトキュレムになるには特定条件が揃わなければならず、それぞれゼクロムorレシラムの遺伝子情報を取り込む必要がある。
一方映画では、分裂した際に生まれたというところまでは同じですが、「その際にゼクロム、レシラムの遺伝子を引き継いでいる」ことになっています。つまり抜け殻なのではなく、一つの体に加えて2体分の生態データが組み込まれていて、自在にその姿と力をコントロールできます。故に地上最強のドラゴンポケモンとして、聖剣士の試練として存在しています。
ただ、地上最強というところが言葉の綾なんですかね。ディアルガ、パルキア、ギラティナは異空間に存在し、レックウザは大気圏に存在しているので、今までの伝説ドラゴンポケモンとはジャンルが違うのだよジャンルが。ということなんでしょうか。
つづきます。
ラベル:映画